※2014/7/30追記:Bフレッツから強制移行されたCOP系のフレッツ光ネクスト回線は、フレッツ光ライトに移行してもIDはCOP系のままで、CAF系に変更されることはないそうです。
読者の方からNTT東日本に確認した結果として、情報をお寄せいただきました。
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Bフレッツ(地域IP網)のフレッツ光ネクスト(NGN)への巻き取りが進行中
昨年7月にNTT東日本が発表して以来、Bフレッツをフレッツ光ネクストに自動(強制)移行する取り組みが進行しているようです。
- 「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」、および「Bフレッツ マンションタイプ」の「フレッツ 光ネクスト」へのサービス移行について(H25/7/25)
- 「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」、および「Bフレッツ マンションタイプ」の「フレッツ 光ネクスト」へのサービス移行について(H26/7/18)
NTT東日本の地域単位でガンガン移行をかけているようです。 現状の利用状態がほとんど影響を受けないよう、多大な配慮を行っているようです。
「お客様ID」は「COP・・・」のまま移行される
当ブログにお寄せいただいた情報によると、この自動移行の対象になったBフレッツ回線は、回線ごとに割り振られている「お客様ID」が「COP・・・」のまま、フレッツ光ネクストに移行されるようです。 現状に影響を与えないことを優先した結果なのだと思います。 回線ごとに割り当てられる「お客様ID」はこんな感じで割り振られていました。
これまで
- フレッツ光ネクスト : CAFで始まる全13桁
- フレッツ光ライト : フレッツ光ネクストと同じ
- Bフレッツ : COPで始まる全11桁
お客様IDは、フレッツに関するサービス申込み等で利用される、回線を識別するための番号です。 COP=Bフレッツ、というのが従来の理解でしたが、今回の巻き取りで必ずしもそうでは無くなったようです。差し詰めこんな感じでしょうか。
強制移行開始後
- フレッツ光ネクスト : CAFで始まる全13桁/COPで始まる全11桁
- フレッツ光ライト : CAFで始まる全13桁
- Bフレッツ : COPで始まる全11桁
※NTTに確認していませんので、悪しからず。
IPoE(ネイティブIPv6)オプションや、v6プラスなどは、プロバイダによっては申込み不可
フレッツ光ネクストに変更されれば、Bフレッツでは利用できなかったネイティブ方式のIPv6(IPoE)でのインターネットアクセスや、IPoE上で提供されるv6プラス(IPv4 over IPv6)などが利用できる・・・はずですが、現時点ではプロバイダによって対応が別れているようです。
- IIJ-mio FiberAccess/NF : COPの光ネクストでもIPoE申込み可能。ここ。
- @nifty : COPの光ネクストでは申込みできない。ここ。
- ※1.NTT東日本のお客様IDが「COP」から始まるお客様は、ご利用中の光ファイバー回線がフレッツ 光ネクスト回線の場合でもIPv6接続オプションをご利用いただくことができません。
@niftyと同じJPNE傘下のBIGLOBEでも、@niftyと同様の記述がありました。 技術的には可能なはずですので、JPNEのネットワークの対応がまだなのか、もしくは申込み受付システムが間に合っていないのか、どちらかという気がします。(未確認です)
COPの光ネクスト利用者がIPoEを利用する方法
現時点(2014/7/29)では、以下の2つの方法かと思います。NTTやプロバイダに確認したわけではありませんので、ご利用の際は必ずご自分で事前にご確認をお願いします。
- プロバイダをIIJ-mioに変更する
前段で記したとおり、IIJ-mioはCOPでのIPoE利用の申込みができるようです。こちらにプロバイダを変更する手がありそうです。もともとこのサービスを利用されているのであれば、何も問題無いですね。
ただし、IIJ-mioには、v6プラス(IPv4 over IPv6)はありません。
@nifty等より、プロバイダ利用料が若干高めです。
- CAFで始まる回線に変更する ※後日追記:冒頭に書いた通り、これはできないようです。
正規に推奨される方法ではありませんが、NTTのフレッツ契約を以下のように変更していくことで、CAFの回線に変更できる可能性があります。
- フレッツ光ネクスト(旧Bフレッツ)→フレッツ光ライト
- フレッツ光ライト→フレッツ光ネクスト
変更した結果でCAFのお客様IDに変更されるかどうかは、事前にNTTに確認された方がよいと思います。
NTT東日本のフレッツサイトによると、フレッツ光ネクストやBフレッツから、フレッツ光ライトに変更する場合、1回限りにおいて、工事費24000円が無料となります。この変更裏技についてはこちらにも記事を残しています。 フレッツ光ライトからフレッツ光ネクストへの変更も、工事費0円です。フレッツ光ライトは「上限付き従量料金」のフレッツサービスです。 地域IP網でのライト相当のサービスがありませんので、フレッツ光ライトに変更した時点で、「地域IP網由来」のNGNではなく、従来の「純正」NGNに収容替えされるのではないかと思います。この時点でCAFで始まるIDに変更されると思います。
いつまでもCOP回線の放置はないと思いますが・・・
上記のように、Bフレッツから自動移行されたCOP回線のユーザは、IPoEを使いたくても多少の制限がつきまといます。 ですが、JPNEにしても@niftyにしても、IPv6普及推進を総務省の研究会で宣言していますし、大量の旧Bフレッツユーザを放置し続けることはないと思います。 しばらく待てば、日和がやってくると思います。 ですが、「それでも待てない!」という人や、私のような「新しもの好き」の人にとっては上記はおもしろい選択肢なのでは無いでしょうか。 もし、試された方がいらっしゃいましたら、うまくいったかどうか、情報共有いただけると幸いです。私自身は「1回限りの工事費無料」権を行使してしまっているので試せません・・・
コメント
COPネクストだとPPPoE IPv6も門前払いなんですね、これが。
樟葉さんの読み通り、http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/hard/1401774324/32に
> IPv6使いたいために(Bフレッツから光ネクストへ自動移行組の為他のIPv6は使えない)
インターネット(IPv6 PPPoE)はお客さまID不問。インターネット(IPv6 IPoE)でもMF(IIJmio等)はCOP番号での受け付けに対応済み。
>また、一旦光ネクストから光ライトへサービス変更(無料)して、光ライトから光ネクストへサービス変更(無料)することで、お客さまIDをCOP番号からCAF番号へ変更できる。
>CAF番号となったお客さまIDでなら、JPNE(BIGLOBEやQit等)のインターネット(IPv6 IPoE)も利用できる。
とありました。
やれやれ・・・です。
チックショー!!!!!ですよ、ほんと。
NTTに確認しちゃいました。
契約をフレッツ光ネクスト(旧Bフレッツ)→フレッツ光ライト→フレッツ光ネクストとしても、お客さまIDはCOPのまま変わらないそうです。
一回、フレッツを解約すればもちろんIDは変わります。チッキショー!!!!!!
NTTに電話して毎回繰り返される会話
私「NGNでもCOPユーザではIPv6接続が使えるプロバイダが殆どないんですよ」
NTT「あはは、そんな馬鹿な」
私「いやマジです」
NTT「ちょっと調べますね」
・・・
NTT「マジっすね」
私「でしょ?」
NTT「プロバイダさん達が早く対応してくれるといいですね」
私「はい、そうですね」
>>たわけさん
またまた、貴重な情報をありがとうございます。
NTTの回答が、フレッツ光ライト経由でもCOPのまま、ということですか。残念な結果でした。
最新サービスを進んで契約してあげた、NTTにとっては優良ユーザなのに、素っ気ないものですね。
あとは、JPNEとその傘下が対応してくれるのを待つだけということですか。
ちなみに、jpneがv6プラスを開始した際(H25/4月だったかと)一般ユーザに試験開放したことがあります。@niftyはたしか3ヶ月遅れくらいでv6プラスサービスを開始していました。
@niftyがサービス申込受付を開始するのに、3ヶ月のタイムラグがあったということです。